ありたい姿から考える (GROWモデル)
問題解決は「どうなりたいか」から
仕事で問題が発生すると、私たちはつい「どうやって解決するか」ばかりを考えてしまいます。
もちろん問題解決は重要です。
しかし、私はそれ以上に「どうなりたいか」を考えることが大切だと思っています。
その時によく使うのがGROWモデルです。
GROWモデルとは
GROWはコーチングでよく使われるフレームワークです。
- Goal(目標)
- Reality(現状)
- Options(選択肢)
- Will(意思決定)
の頭文字を取っています。
私は社内のコーチング研修で学びましたが、今ではコーチング以外でも広く活用しています。
課題とは何か
GROWモデルを学んだ時、私が一番納得したのは
課題 = ありたい姿 − 現状
という考え方でした。
売上でも、品質でも、開発日程でも、組織運営でも、まず「ありたい姿」がなければ課題は見えてきません。
問題ではなく目標から考える
例えば、品質問題が発生したとします。問題だけを見ると、原因を探して終わりがちです。
しかしGROWでは、まず
どんな状態を実現したいのか、を考えます。
目標が明確になると、現状とのギャップが見えます。
そして、その差を埋めるための選択肢を考えます。
私が報告や提案で使っていた理由
私は管理職として報告や提案を行う際にも、GROWモデルを意識していました。
例えば、
ありたい姿は○○です。
現状は△△です。
差分を埋めるためにA案、B案、C案、D案があります。
今回はC案を選択します。
その理由は・・・・
という流れです。
この順番で話すと、聞き手に伝わりやすくなります。
GROWはコーチングだけでなく、論理的に考えるための「型」でもあるのです。
型を持つと考えやすくなる
以前のノートで紹介した守破離にも通じますが、型を持つことは大切です。
GROWもその一つです。
型があることで、複雑な問題や曖昧な課題に向き合う時でも考えやすくなります。
もちろん、最終的には自分なりの考え方を持てば良いと思います。
しかし最初は型が助けてくれます。
「何をするか」より「どうなりたいか」
私はGROWモデルの一番の価値は、最初に「Goal」を置くことだと思っています。
つまり、最初に「どうなりたいか」を考えるのです。何をするかはその後です。
目標が見えているから、現状が見える。
現状が見えるから、選択肢が出てくる。
選択肢があるから、意思決定ができる。
この順番が大切なのだと思います。
おわりに
問題解決は大切です。
しかし問題ばかりを見ていると、いつの間にか目的を見失うことがあります。
そんな時は一度立ち止まって、「何をするか」ではなく、「どうなりたいか」から考えてみる。
GROWモデルは、そのための良い道具だと思っています。

